血圧の左右差“10以上”なら死亡リスク上昇!
欧州高血圧学会で、治療を受けている高血圧の人で上腕血圧の左右差が10または15以上ある人は死亡リスクが上昇する可能性があると報告された。血圧管理は家庭血圧が基本。日常的に左右差をチェックした方がいいのか、専門医に聞いた。
【左右差10以上は異常】
毎日、自宅で血圧を測って記録する場合、左右どちらか決めた上腕で測定していくのが正しい測り方。では、左右の血圧の差で何が分かるのか。
東京都健康長寿医療センター・循環器内科の桑島巌副院長は「左右差5ぐらいまでは許容範囲。10以上差があれば異常とされる」として、次のように説明する。
「心臓から送り出された血流は右腕から先に枝分かれするので、左右差があれば体の左右を走る血管のどこかに動脈硬化が進んでいる可能性が考えられるのです。そうなると当然、将来の脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなるわけです」
10以上の左右差のある人は、成人全体の100人に2人(2%)の割合で存在するという。
【循環器科でチェック】
となると、日常の家庭血圧で左右差をチェックすることは動脈硬化の早期発見に役立つのではないかと思うが…。それを一般臨床で患者に求めるのは難しいという。
「問題は左腕を測って、次に右腕へとやっている間のタイムラグ。高齢者などは血圧変動がすごく大きいので、ちょっと煩雑なことをしている間に5ぐらいすぐ変動する。家庭で左右差を正確にみるのは難しいのです」(桑島副院長)
ただ、循環器の専門診療科では、初診のときに左右差をチェックすることが多く、高血圧診療のガイドラインでも、そう定められているという。
【上の激変には要注意】
血圧測定とは、とてもデリケートなものなのだ。家庭で血圧を測るときの注意点を別項にあげてみた。測定時は2回測り、2回目の血圧値を記録しよう。
測定器には、指や手首で測るタイプ、固定式などがあるが、測り方で誤差が生じやすいので必ず上腕に巻いて測るタイプを使うことが肝心だ。
記録している血圧値の読み方について、桑島副院長は「毎日同じ時間に測る血圧値の上が10以上違う変動の激しい人は自律神経障害の可能性がある。動脈硬化が強くないか、糖尿病があれば悪化していないか確認する必要があります。また、服用している降圧剤がきちんと効いていない可能性も考えられます」とアドバイスする。
家庭血圧は大丈夫でも、仕事中だけ血圧が高くなる職場高血圧のケースもあるので、たまには職場でも測っておきたい。
桑島副院長は「家庭血圧で一喜一憂しないことも大事。気にし過ぎて血圧不安症になると、そのストレスが血圧を上げる原因になります」と念を押す。
■家庭で血圧を測定するときのポイント
□上腕に巻いて測る血圧計を使う
□朝と晩に測定する。朝は起床から30分以上たって1時間以内に測定(朝食前・服薬前)。晩は就寝前、飲酒や入浴の後は2〜3時間あける
□腕帯は素肌または薄い衣類の上から、心臓の高さに設置(肘より上)。指が1本入る程度のきつさにして締める
□椅子に座った姿勢で肘は伸ばし、手は軽く握る程度。1〜2分安静にしてから測定を開始
□緊張を避けるため、2〜3分間をおいて2回測り、2回目の血圧値を記録する
◇有効性がわかるデータベース 健康食品のすべて
◇自宅で簡単にできる血液検査(乳がん含む)
【左右差10以上は異常】
毎日、自宅で血圧を測って記録する場合、左右どちらか決めた上腕で測定していくのが正しい測り方。では、左右の血圧の差で何が分かるのか。
東京都健康長寿医療センター・循環器内科の桑島巌副院長は「左右差5ぐらいまでは許容範囲。10以上差があれば異常とされる」として、次のように説明する。
「心臓から送り出された血流は右腕から先に枝分かれするので、左右差があれば体の左右を走る血管のどこかに動脈硬化が進んでいる可能性が考えられるのです。そうなると当然、将来の脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなるわけです」
10以上の左右差のある人は、成人全体の100人に2人(2%)の割合で存在するという。
【循環器科でチェック】
となると、日常の家庭血圧で左右差をチェックすることは動脈硬化の早期発見に役立つのではないかと思うが…。それを一般臨床で患者に求めるのは難しいという。
「問題は左腕を測って、次に右腕へとやっている間のタイムラグ。高齢者などは血圧変動がすごく大きいので、ちょっと煩雑なことをしている間に5ぐらいすぐ変動する。家庭で左右差を正確にみるのは難しいのです」(桑島副院長)
ただ、循環器の専門診療科では、初診のときに左右差をチェックすることが多く、高血圧診療のガイドラインでも、そう定められているという。
【上の激変には要注意】
血圧測定とは、とてもデリケートなものなのだ。家庭で血圧を測るときの注意点を別項にあげてみた。測定時は2回測り、2回目の血圧値を記録しよう。
測定器には、指や手首で測るタイプ、固定式などがあるが、測り方で誤差が生じやすいので必ず上腕に巻いて測るタイプを使うことが肝心だ。
記録している血圧値の読み方について、桑島副院長は「毎日同じ時間に測る血圧値の上が10以上違う変動の激しい人は自律神経障害の可能性がある。動脈硬化が強くないか、糖尿病があれば悪化していないか確認する必要があります。また、服用している降圧剤がきちんと効いていない可能性も考えられます」とアドバイスする。
家庭血圧は大丈夫でも、仕事中だけ血圧が高くなる職場高血圧のケースもあるので、たまには職場でも測っておきたい。
桑島副院長は「家庭血圧で一喜一憂しないことも大事。気にし過ぎて血圧不安症になると、そのストレスが血圧を上げる原因になります」と念を押す。
■家庭で血圧を測定するときのポイント
□上腕に巻いて測る血圧計を使う
□朝と晩に測定する。朝は起床から30分以上たって1時間以内に測定(朝食前・服薬前)。晩は就寝前、飲酒や入浴の後は2〜3時間あける
□腕帯は素肌または薄い衣類の上から、心臓の高さに設置(肘より上)。指が1本入る程度のきつさにして締める
□椅子に座った姿勢で肘は伸ばし、手は軽く握る程度。1〜2分安静にしてから測定を開始
□緊張を避けるため、2〜3分間をおいて2回測り、2回目の血圧値を記録する
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